スマートフォンやパソコンなどのデジタル端末の普及率が上昇したことにより、占い詐欺被害は広まりつつあります。今回は、占い詐欺の手口について解説していきます。
最新の手口や対策を知ることで、占い詐欺による被害を防ぐことにつながります。
占い詐欺の手口
占い詐欺の手口は年々巧妙化しており、自分が詐欺に遭っていると気付きにくい場合もあります。
占い詐欺の手口には、以下のようなものが挙げられます。
鑑定がいつまでも終わらない
占い詐欺は、占い師や鑑定士とのやり取りをメールやサイト内メッセージを利用して行い、有料のポイントを購入して支払うケースが多く、無駄なやり取りでポイントを消費させるのが手口です。
「もうすぐ鑑定が終わる」と言っておきながら、何度もメールのやり取りを続けて高額課金させてくるため、終わりが見えない鑑定は真っ先に詐欺だと疑いましょう。
1日に何度もメールが送られてくる
占いサイトに登録した覚えがないのにいつの間にか登録したことになっており、複数の占い師から1日に何度も勧誘などのメールが届くというケースです。
「必ず宝くじの高額当選に導く」など断定的な鑑定メールで執拗に返信を求める手口も占い詐欺の特徴のひとつです。
占いサイトに安易に名前や生年月日など個人情報を入力しないようにしましょう。
期待や不安を煽ってくる
「良縁に恵まれる」「最後まで受けないと不幸になる」など、期待や不安を煽る言葉で占い鑑定を続けさせようとする手口で被害に遭う人は少なくありません。
「勿体ない」「不幸になりたくない」など消費者の心の弱みにつけ込んだ言葉に引き止められてやり取りを継続してしまい、高額の料金を支払ってしまったというケースも多くあります。
意味不明な文字を何度も送信させられる
占い詐欺には、意味不明な文字や金運が上がりそうな漢字の組み合わせなどを何度もメールで送らせる手口もあります。
宝くじで高額当選ができるなど、運気を上げるためなどの理由で何通もメールを送信させらせてくる場合、注意が必要です。
相手の誘導でやり取りを重ねているうちに、気付いた時には高額な支払いをしていたというケースもあります。
占い詐欺の対策
占い詐欺被害に遭わないためには、手口を知り、その対策について知識を深めることが大切です。
少しでも不審な点を感じたら、すぐにやり取りをやめて弁護士や消費生活センターなど占い詐欺の相談先に相談しましょう。
安易に個人情報を入力しない
占いサイトで名前、生年月日、メールアドレス、クレジットカードの番号などの個人情報の入力を求められても、入力しないようにしましょう。
一度個人情報を入力してしまうと、ほかの悪質サイト等でも利用される可能性があり、漏洩しない保証はありません。
「無料」だからといって、気軽に個人情報を入力したり登録するのは絶対に避けましょう。
お金を支払わない
悪質な占い詐欺サイトには、お金を支払わないことが対策になります。
占い師を名乗る者に不安になるような言葉で煽られても、話をうのみにせずお金を支払わないでください。
利用した覚えのない請求は支払う必要はありません。
詐欺的な占いサイトにお金を支払ってしまった場合は、弁護士に相談することで返金請求することが可能です。
不安な気持ちになる占いには距離を置く
本来占いは相談者の悩みを解決したり、明るい未来を提示するものです。
詐欺的な占いサイトは、弱みや不安を煽り、高額な料金を請求しようとしてきます。
利用前に判断することが大切ですが、被害に遭わないためにも占いを受ける際の心構えも大切です。
「無料で占う」といった広告や迷惑メールは詐欺の可能性が高いため注意が必要です。
占い詐欺サイトとわかったらすぐに「弁護士」に相談する
占いサイトが詐欺サイトだとわかったら、早急に詐欺に強い弁護士に相談しましょう。
悪質占いサイトによる占い詐欺の返金交渉ができるのは、弁護士だけです。
占い詐欺サイトとのやり取りの詳細がわかるよう、メールやウェブサイトなどのスクリーンショットや支払い履歴を残しておくことも大切です。
詐欺に遭ったら一人で悩まず、まずは気軽に相談しましょう。
まとめ
占い詐欺で騙されないようにするためには、手口や対策など情報を知っておくことが大切です。
占いサイトの詐欺被害に遭った場合は、できるだけ早く弁護士に相談して、適切な対処を行いましょう。
「詐欺被害の相談だけでもしたい」という場合でも、詐欺や返金交渉に強い弁護士に無料相談することからはじめましょう。