しかし、副業サイトの中には「情報商材詐欺」への誘導を目的としている悪質な副業サイトも存在します。副業サイトを利用する際は、情報商材を高額請求する詐欺に注意しなければなりません。
副業サイトを利用する際注意したい情報商材詐欺
副業サイトを利用すると、情報商材を勧められるケースがあります。
もちろん全ての情報商材が詐欺ではありませんが、中には詐欺まがいの情報商材もあるということを念頭に置いておくことが大切です。
副業サイトを利用する際は、以下の情報商材詐欺に注意しましょう。
「簡単に儲かる」「誰でも絶対に稼げる」など誇大広告・断定的な表現の勧誘
情報商材詐欺は、「簡単な作業で」「誰でも稼げる」など誇大広告を行い、断定的な表現を用いて勧められることがあります。
詐欺的な情報商材は具体的な稼ぎ方を明記していないことがほとんどで、情報公開がされていません。
「楽をして稼ぎたい」という願望につけ込み、簡単に利益が得られるような謳い文句の詐欺的な情報商材を高額で売りつけるという手口です。
副業サイトから誇大広告・断定的な表現の情報商材を勧められたら、詐欺を疑いましょう。
副業に必要と言われ、高額な情報商材を購入させられる
副業サイトで「仕事に必要」「報酬を得るために必要」と言われ、中身の全くない高額な情報商材を購入させられ、指示通りに作業しても全く儲からないという被害は少なくありません。
情報商材は購入するまで内容がわからないため、説明や広告と全く異なり、代金に見合わない価値のない情報だったという情報商材詐欺も潜んでいます。
さらに情報商材をきっかけに、高額なソフトウェアやビジネスセミナー、コンサルティング等を契約させられるケースもあります。
「期間限定」「先着◯名に特別販売」などで販売する
副業サイトから勧められる情報商材の中には、「期間限定」「先着◯名に特別販売」「独自の」などの宣伝文句を利用する情報商材詐欺も存在します。
限定性や希少性の強調は、情報商材詐欺のよくある手口です。
こうした宣伝文句を掲げている業者は信用性がなく、焦らせることで正常な判断をさせないようにし、購入を急かす情報商材詐欺です。
購入者を惹きつけるためだけの、魅力的なキャッチコピーには注意しましょう。
情報商材詐欺の対策
情報商材詐欺は、副業サイトを仲介したり、メール、SMS、SNSのDM(ダイレクトメールル)で直接依頼してきたりとさまざまな方法で勧誘しようとしてきます。
副業サイトを安全に利用するためにも、情報商材詐欺の対策を知っておきましょう。
安全な副業サイトを選ぶ
詐欺被害を未然に防ぎ、自分のライフスタイルに合った仕事を探すためにも、まずは安全で信頼できる副業サイトを選びましょう。
自分のスキルや希望にマッチする案件を取り扱っており、安全性が高い副業サイトを利用することで、詐欺まがいな情報商材を勧められるという心配もありません。
情報商材詐欺の手口を理解し、冷静さを常に持っておくことも大切です。
不明点が多い契約はきっぱりと断る
情報商材は、購入するまで内容を確認することができません。
副業サイトから高額な契約を勧められたり、不明点が多く少しでも怪しいと思ったら連絡せず、必要のない契約はきっぱりと断ることが大切です。
クレジットカードでの高額決済や借金をしてまで契約するのは絶対に避けましょう。
情報商材詐欺の被害を未然に防ぐためにも、安全に利用できる副業サイトを利用することが大切です。
クーリング・オフを利用する
「クーリング・オフ」は、一度契約の申込や契約を締結した後でも、契約を再考できるようにし、一定の期間内であれば無条件で契約の撤回や解除ができる制度です。
契約解除できれば、情報商材詐欺の被害で支払ってしまったお金を取り戻すことが可能です。
クーリング・オフができる期間は限られているため、速やかに行うことが大切です。
情報商材詐欺被害に遭ったら「弁護士」に相談する
副業詐欺や情報商材詐欺の被害に遭った場合は、早期に「弁護士」に相談することで騙し取られたお金を取り戻せる可能性があります。
情報商材で返金させるためには、被害の証拠を十分に集めて、詐欺の事実を立証することが大切です。
副業サイトに勧められ、高額な情報商材を購入してしまった、返金処理に応じてもらえないなどの悩みの場合は、決して泣き寝入りせず、できるだけ早い段階で法律の専門家である弁護士に相談しましょう。
まとめ
情報商材詐欺は、詐欺かどうかを判断するのが難しいものの、詐欺であることが認められた場合は取消し返金請求できる可能性が高く、特商法によるクーリング・オフが可能です。
副業サイトから情報商材詐欺を勧められ、被害に遭った場合は早急に弁護士に相談しましょう。